おうちでロック〜CD紹介⑦〜
こんばんは、町屋菊一と申します。
今日紹介するのは音楽とは少し離れて
まだ寒さも残る春ですが………
稲川淳二/MYSTERY NIGHT TOUR〜稲川淳二の怪談〜selection13 です。
その名の通り言わずと知れた怪談師
稲川淳二氏の怪談を集めたアルバムである。
4つの噺と2曲が収録されている。
【鏡のない洗面台】
とある出張先の旅館で何故かその部屋の洗面には鏡がなかった。その違和感の正体とは…
【人面相】
とある女性の話。
ある日から始まった奇妙な話。
怖いというより
不思議なお噺。
【樹海〜暗闇の絵馬】
もはや怪談の定番と言っても過言ではない樹海を舞台にした話。
暗闇の中樹海で巻き起こる恐怖が淡々と描かれている。
そして、、
【赤い半纏】
稲川怪談の中でも有名な話。
30分を超える大作でもある。
戦時下における日本の文教場を舞台とした話であり怖いという感情だけでなくどこか寂しく悲しい日本の歴史ならではの内容となっている。
稲川淳二の怪談を聴いた事がないという人も
小学校の頃、図書室にあった本や夕方にやっていたアニメなどで「あか〜いはんてん(ちゃんちゃんこ)着〜せましょか〜」というフレーズ、台詞をもしかしたら一度は聴いたことがあるのではないだろうか。その元ネタ(という言い方は無粋だけど…)になった話でもある。
このCD、怪談だけでなく冒頭に触れたように
曲が入っている。
【赤いはんてんの唄】
前途の怪談をモチーフにした楽曲。
少し怖い雰囲気であるものの歌い手の樋口舞さんという方による美しい声とピアノの音、歌詞の内容も相まって美しい内容となっている。
【怪談爺ぃの唄】
こちらは一転してユニークな曲。
余談だが作曲は前回別記事でも紹介した日本のパンクバンド
頭脳警察の PANTA氏によるものでありはじめて知った時は驚いた。笑
稲川淳二氏のライブMYSTERY NIGHT TOURの際にもロビーやあちこちで流れている。
(なぜ知っているかというと毎年にライブに行っているから)
と、怪談あり音楽ありのなかなか充実した作品となっている。この家に居る期間が多い今日
寝る前に怪談などを聴くのも良いものです。
5時間耐久 稲川淳二の怪談を最後に貼っておきますね。
それではご機嫌よう。
筆者:町屋菊一(虚言倶楽部)