町屋菊一の世界 第2章

町屋菊一の独り言です。

おうちでロック〜CD紹介⑩〜

こんばんは!町屋菊一です。

 

CD紹介のコーナー第10弾は、、!

 

↑THE HIGH LOWS↓/バームクーヘンf:id:iamrock3170:20200426155025j:image

日本のロックバンド ザ・ハイロウズによる1999年発売の4thアルバム。

【収録曲】

1.罪と罰

2.チェンジングマン

3.二匹のマシンガン

4.モンシロチョウ

5.ハスキー(欲望という名の戦車)

6.ダセー

7.見送り

8.死人

9.彼女はパンク

10.ガンスリンガー

11.21世のフランケンシュタイン

12.ガタガタゴー

13.笑ってあげる

14.バームクーヘン

 

このアルバムは全てメンバーだけで行っており自身のスタジオ(アトミック・ブギー・スタジオ)でプロデュース制作したものとなっている。

 

1曲目の「罪と罰」ダークでロックなナンバーから2曲目こちらもマイナー調の曲「チェンジングマン」と疾走感溢れる出だしの爽快なアルバム。

 

初見は、個人的にはあまりパッとした曲がないイメージだったが聴けば聴くほど一曲ずつの深みがわかるいわゆるスルメ版かもしれない。

 

特にこのバンドには珍しく「見送り」など若干切ないようなそんな曲も収録されている。

一方で「ハスキー(欲望という名の戦車)」や「二匹のマシンガン」など明るくアップテンポの曲も収録されておりバラエティに富んだ作品ではないかと思う。

 

「死人」という曲の一部

 

“死んだ人よりも可能性がある

なぜならば俺は生きてるからだ”

 

こんなごく当たり前のことを当たり前に説得力を持って訴えられるのはこのバンドにしか出来ないのでは…という感想。

 

「笑ってあげる」

タイトルは一見、なんだか誰かを慰めるような前を向けよ的な意味合いな曲かと思えば皮肉たっぷりの曲。個人的にはこの曲が一番好き。

 

そしてラストのタイトルナンバー飾る「バームクーヘン」

短くシンプルな楽曲だが歌詞がとても深い。

 

“例えでっち上げたような夢も

口から出まかせでも良い

現実に変えてゆく

僕らはそんなカタチ”

 

この一節が特に好き。

 

まさにこのアルバムは名盤のひとつではないだろうか、、!!

 

百聞は一見にしかず 

是非今こそ聴いてみてほしいアルバムです。

 

それでは、また次回!

 

筆者:町屋菊一