おうちでロック〜CD紹介⑭〜
こんにちは、町屋菊一です。
CD紹介 14弾は…
THE BLUE HEARTS/THE BLUE HEARTS
【収録曲】
1.未来は僕等の手の中
2.終わらない歌
3.NO NO NO
4.パンクロック
5.街
6.少年の詩
7.爆弾が落っこちる時
8.世界の真ん中
9.裸の王様
10.ダンス・ナンバー
11.君のため
12.リンダリンダ
日本語ロックの歴史を変えたと言っても過言ではない
もはや説明不要の伝説のバンド
ザ・ブルーハーツの1987年リリースの1stアルバム
このアルバムは日本の音楽史を語るにおいて
重要な通過点の一つと言えるのではないだろうか。
未来は僕等の手の中、終わらない歌、リンダリンダなど多分誰もが一度は聴いたことのあるような楽曲が収録されている。
ブルーハーツがパンクなのかどうなのかという話はあまり意味がないと思うのでここでは敢えて触れないが演奏も歌もあまり上手とは言えず荒っぽいロックサウンドで無駄を省いたサウンドに仕上がっており、おそらくブルーハーツの中で最も勢いのあるアルバムだと思う。
一聴すると単調なアルバムではあるものの
むしろそれがブルーハーツ1st最大の特徴で良さなのかもしれない。
「少年の詩」
少年のなんとも言えないもどかしさ、素直になれない少年時代を経験した人にしかわからないそんな気持ちの歌。
この曲に出てくる"どうにもならない事なんてどうにでもなって良いこと"というフレーズには当時おそらく多くのリスナーの悩み心を救った言葉なのではないだろうか。
「パンクロック」
この曲はパンクロックが好きということを主張している曲。本当にそれだけなのだが本当に好きなものを見つけたという感じが伝わる。
また「NO NO NO」や「爆弾が落っこちる時」など後のアルバムにはあまり見られない政治色?リアルな世界?を歌った曲が収録されているのも特徴的だ。
「ダンスナンバー」
ブルーハーツには珍しく2ビートの曲。1:30程の短い曲。ベースがやたらと動いている。(多分ブルーハーツの中で2ビートの曲はこの曲と皆殺しのメロディーだけかも)
「君のことを笑う奴は豆腐にぶつかって死んじまえ!」
「君のため」
こちらはうってかわってアルバム唯一のスローバラードで聴いているこっちが恥ずかしくなってくるようなラブソング。でもこのダサカッコよさがいかにもブルーハーツという感じで後のハイロウズやクロマニヨンズにはあまり見受けられない直球なラブソングになっている。
「リンダリンダ」
幼稚園児から高齢者まで何故か知っている曲。
リンダリンダー というフレーズを聴いたことのない人はいないかもしれない。
「ドブネズミみたいに美しくなりたい」この歌詞は当時の人たちにとってはかなり衝撃的だったらしい。シングルバージョンとアルバムバージョンがある。
僕はシングルバージョンが好き。
シンプルが故になかなか素通りしてしまいそうなアルバムだけど改めて向き合うととても作品として完成度の高い名盤だと思い取り上げました。みなさんもぜひ改めて、初めて、このアルバムを聴いてみてください!
最後までご覧頂ありがとうございました。
筆者:町屋菊一