町屋菊一の世界 第2章

町屋菊一の独り言です。

おうちでロック〜CD紹介㉙〜

こんばんは、CD紹介のお時間です。

 

第29弾は…

村下孝蔵/初恋〜浅き夢みし〜

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【収録曲】

1.初恋(アルバムバージョン)

2.夢の地図

3.踊り子(アルバムバージョン)

4.冬物語

5.モ・ザ・イ・ク

6.おいでよ

7.青い嵐

8.挽歌

9.私一人

10.丘の上から

 

このアルバムはフォーク歌手村下孝蔵氏の1983年リリースのアルバム。

代表曲の「初恋」や「踊り子」が収録されている。

 

【初恋(アルバムバージョン)】

村下孝蔵氏の最も有名なヒット曲

こちらのバージョンのイントロはドラムではなくキーボードから入っている。こちらも良い。

とても切ない片思いの気持ち、初々しい青春を歌った曲。村下氏本人の人柄も出ている気がする。ちなみにテレビ番組に出た際にはこの曲を歌っている背後からこの歌詞のモデルの初恋の女性が登場するというサプライズがあった。

その動画→https://youtu.be/UuP2JQ_tSAY

 

【踊り子(アルバムバージョン)】

この曲もヒット曲のひとつ。

有名な中森明菜さんもカバーした曲。

こちらも恋の歌だが歌詞がやはり切ない。

アンバランスな恋を踊り子に例えて歌っている

印象的なイントロもライブではアコースティック・ギターで表現するという実力にも目を奪われる。

歌詞の「表紙の取れてる愛だからかくしあい」という詩や「愛してる愛せない」「若すぎたそれだけが全ての答えだと涙をこらえたつま先立ちの恋」など辛くなるような表現が多いがそれもまたキレイ。

踊り子→https://youtu.be/mQfEP9KSJt8

 

【モ・ザ・イ・ク】

ピアノイントロがとてもきれいな曲。

昭和感漂う曲。

Bメロからサビへの流れがとてもかっこいい。

歌詞の内容から察するに失恋ソング。

昔は何も考えずに会えたのに今はそうは行かない。という状況。誰にでも体験があるのではないだろうか。センチメンタルな曲。

 

【丘の上から】

アルペジオがとてもきれい。

終始ゆったりとした弾き語りテイストの曲だがそれがかえって声と歌詞をよく引き出していると思う。情景が思い浮かべられる曲。

そしてやはり歌詞が切ない……

デビュー前から存在したらしいがアレンジがだいぶ変わっている。

 

 

個人的に好きな曲を偏見で解説してみました。

村下孝蔵氏の曲はやはり「片思い」「恋愛」「失恋」の曲が多い気がする。

そして何より歌詞における日本語の使い方が美しすぎると常々思う。

 

また歌も声もギターもとても上手くアコースティック・ギター一本でもじゅうぶんに聴かせられるアーティスト。

こういう人は現在ではかなり減ってしまったのではないだろうか。

 

歌詞のところどころに本人の優しい人柄、真面目で純粋な様が表れているといつも思う。

46歳という若すぎる突然死が本当に惜しいと思う。もし今もご存命ならどんな詩を作られたのかと時々思う。

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この忙しない時代に是非改めて聴いてみたいアルバムです。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました

 

 

 

筆者:町屋菊一(http://twitter.com/machiya_3rock)