町屋菊一の世界 第2章

京都から全国各地で弾き語りなど行っている町屋菊一があらゆるジャンルのイチオシを紹介していきます。

「生き人形」

今朝見ためっちゃ怖かった夢の話を聞いてくれ

そこは中学2年の頃の教室だった。

多分家庭科の授業 人形を作ろうという授業だった。そこで僕の班は美しい着物を着た「日本人形」を作ろうという事になったのだが誰の提案か何故だか人形の髪の毛は亡くなった祖母の遺髪を使おうという事になった。そして出来上がったのは綺麗な顔立ちをし、赤色の着物を着た人形だった。一週間ほどたちそれぞれの班が作った人形を発表するという事になった。フランス人形、アニメっぽい人形、ぬいぐるみ などなどそれぞれの班が順に発表をしている。ラストはいよいよ僕の班。正直、僕の班が一番良い出来だろうと確信していた。そして、自信ありげに人形を包んだ風呂敷を広げた。。その瞬間教室の中に悲鳴が響いた。僕らは何故だろうと思い回り込んで人形を見てみると…あの端正な顔立ちをした人形は見る影もなく なんと  そこには顔がパンパンに膨れ眼球は飛び出し髪は何故だか焦げているという異様な見た目の人形が鎮座していた。思わずこれには僕らも息を飲んだ。。教室の空気が静まり返っていると突然 友達の1人 が白眼をむいて身体を震わせながら奇声をあげている。それが次々と伝染していき挙げ句の果てには首だけが回っている人や窓から飛び降りる人まで現れた。僕らは事の異常さに気づき慌てて人形をしまい川に捨てて家に帰った。そしてそれから月日が流れ当時同じ班だった友達の女の子に子供が生まれた。仲が良かったのでお祝いのために彼女の入院している病室に入ると当然、赤ちゃんがいた。僕が「見ていい?」というと彼女はなんとも言えない複雑な顔をしている。そんなこと何にも気にせず赤ちゃんを覗き込んだ僕は絶句した。飛び出した眼球、縮れた髪、充血した目 そう その顔はまさにあの時捨てた人形の顔だったのだ。。